えぬちゃの日記

思ったことをつらつらと。

ドドドドドドドド

今回は星野源さんと最新シングル「ドラえもん」を褒めちぎるため1500字レビューをしたいと思います。よろしくお願いします。

 

まずは表題曲「ドラえもん」。タイトルの公開に「!?」とその予告で歌われる歌詞に「!?」と色々ぶっ飛ばされたのは良い思い出です。

 


星野源が「ドラえもん」最新劇場版の主題歌・挿入歌 「映画ドラえもん のび太の宝島」特報公開

 

映像用に編集されたところだけ聴くと「今回流石にふざけすぎだろ、なんだよドドドドって...」と彼がついに天狗かスタンド使いになってしまったかと正直思った。ところがどっこい、歌詞とフルバージョンが素晴らしいのなんの。

 

音楽番組やら雑誌やらで散々書かれていますが、劇中に出てくるのび太やしずかちゃん等をはじめ、果ては出木杉くんや突如出てくる台風というフレーズから想起させられる台風のフー子まで出てくる。

 

間奏には「ぼくドラえもん」に出てくる"あったまテーカテーカ...”のあのメロディを違和感なく出てきて、大山のぶ代さん世代のドラえもんで育った僕の涙腺をフルボッコしてくる。

 

極め付けは、サビの「何者でもなくても 世界を救おう」という歌詞。

 

例えば大ヒットした「恋」では「愛が生まれるのは1人から」と、前作「Family Song」では「出会いに意味などないけれど〜できたらいいだろうな」と、その事象の当事者でない人にも手を差し伸べてくれる源さんらしい歌詞が今回も出てきて、何気ない勇気をもらえる。

 

とにかく、ドラえもんという作品全体へのリスペクトと、源さんだからこそ作れるものづくりの技が遺憾なく発揮された最高の楽曲でした。

 

続いて、同じくタイアップ先の映画ドラえもんの挿入歌「ここにいないあなたへ」。

 

タイトルから、どことなくアルバム「Stranger」以前のフォーキーで私小説的な曲になりそうだなと思ったらまさにその通り。アルバム「エピソード」の頃をイメージして作られたとのこと。

 

イントロのピアノと流れるように入るクラリネットウッドベースの音、そしてひっそりと歌い上げる源さんの声が心地よく、間奏に出てくるオンド・マルトノの音が印象的。

 

3曲目は「The shower」 。前々作「恋」のカップリング「Drinking Dance」を彷彿とする、ファルセットで歌われるノリのいい楽曲。

 

歌詞カードを見ると全編ひらがなで、読むとIQが下がりそうになってくるのと対照に、その世界観は思春期の女の子のように複雑で一つ一つの表現も美しい。あと源さんの編曲では作られないだろうMPCを用いた演奏が真新しい。

 

最後に収録されているのは「ドラえもんのうた(House ver.)」。シングルではお馴染みになっている宅録音源ですが、カバーを収録するのは珍しいです。原曲がポップで快活な歌い方になっているのに対して、こちらはアコギをバックに語りかけるような雰囲気で、その対比が面白かったです。また、サビ前のあの部分は必聴です。

 

あと、歌詞カードの中身も良かったです。ひみつ道具のアレコレを源さんが使ったら…。という、ちょっとした写真集になってます。

 

最後に、相変わらず前作で作られた高いハードルを易々と乗り越えてくる源さんですが、今後期待したいのが、おそらくリリースされるであろうCDアルバムについて。

 

自らの病にまつわる出来事に偶然にも重なる前々作「Stranger」からそれらを乗り越え、“イエローミュージック”という新たな要素が確立された前作「YELLOW DANCER」。この2つの名盤の先にある次回作はきっと、様々な物事を乗り越えてきた人にこそ作ることのできる、とんでもない作品になるに違いないと確信しています。

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